【2021年最新版】除草を自動化するスマート農業ロボットまとめ(動画付き)

春から夏にかけて作業時間の多くを費やすことになる除草や草刈りは、スマート農業においても様々なメーカーが省力化や自動化に取り組んでおり、数多くの機器が開発されています。

世界各国で開発されている除草を自動化するスマート農業ロボットを一挙にご紹介します。

テルティル社(アメリカ)

テルティル社が開発するテルティルは小型の除草ロボットで、生育中の作物が生えている畝の上の除草を想定して開発されています。掃除用ロボットのルンバの除草版をイメージして開発されており、機器の下部につけられた刃によって細かな雑草を刈り取っていきます。ロボットの上部にはソーラーパネルが装着されているため、充電は不要です。

テルティル社ウェブサイト(英語)

ホンダ(日本)

果樹園の草刈りを想定して開発されたグラスミーモは、充電ステーションによる自動充電機能も備えた草刈りロボットです。曜日や時間を設定することで、園内の草は一定の背丈で維持されます。

草刈りをしたいエリアにワイヤーを張ることで園内の区画を設定すると、区画ごとにスケジュールされた草刈りを行うことができます。

ナイオテクノロジーズ社(フランス)

フランスのナイオテクノロジーズ社では、OZ、Dino、Tedと名付けられた3種類の大きさが異なる除草ロボットを開発しています。

OZは、畝間の除草作業を自動化する比較的小さなサイズのロボットで、三角ホーを使って草削りをする作業をロボットが全自動で行います。アタッチメントを付け替えることで、刃の入る深さなどを調整することが可能です。

Dinoは、複数の畝間を同時に除草作業が可能な大型のロボットです。約2メートルの畝幅を時速4キロのスピードで除草します。角度が異なる2枚の円盤が装着されており、小型のOZとは違う仕組みが採用されています。

これだけ巨大な装置ですが動力は電気で、GPSやカメラによって完全自動制御で稼働します。

ナイオテクノロジーズ社ウェブサイト(英語)

エコロボティクス社(スイス)

エコロボティクス社の自動除草ロボットは、太陽光パネルによって発電を行いながら作業を行います。カメラとセンサーによって雑草を発見し、本体下部にあるアームを伸ばして微量の除草剤を噴射しながら圃場内を進みます。ロボットはスマートフォンによって操作が可能です。

同じくエコロボティクス社からは大型の除草剤噴霧ロボットも販売されています。全長3.75メートル、幅2.45メートルの大型のロボットで、基本的な仕組みは小型のロボットと同じです。

本体重量が750キロあるため、圃場への運搬や設置のためにトラクターを使用する必要があります。本体上部には巨大な太陽光パネルが設置されており、発電をしながら稼働します。

ウィティボット社(フランス)

ワインヤードの除草を想定して開発されたウィティボット社のバクスは、ブドウの木を包み込むように走行しながら、畝間や株元の除草を行います。小型サイズのバクスSでも全長は3.5メートルで、重量は2トンを超えています。

これだけの大きなロボットですが完全に電気で稼働します。

ウィティボット公式ウェブサイト(英語)

スモールロボットカンパニー社(イギリス)

本体下部からアームが伸びている形状はエコロボティクス社のロボットに似ていますが、スモールロボットカンパニー社では農薬を使用せずに、電熱によって雑草の根を焼き殺す仕組みを採用しています。

やや世界観が独特な会社で、除草ロボット本体よりもスタッフのおじさんたちのアピールが強めです。

スモールロボットカンパニー公式ウェブサイト(英語)

ロウェシス(スイス)

スイスの大学生らによるプロジェクトで開発が進められているロウェシスは、畝の間を自動走行しながらホーで雑草を払っていくタイプの除草ロボットです。現在はまだプロトタイプで、今後も学生たちがハードとソフトの改良を重ねて最終目標へと開発を進めていくようです。

ロウェシス公式ウェブサイト

除草系スマート農業ロボットまとめ

スマート農業の除草ロボットには、草を刈り取る、草を削る、草を焼き殺す、除草剤をかけるという様々なタイプがあります。また、サイズも超小型から超大型まで様々で、使用される農場や作物の種類によって使い分ける必要があります。

多くの手間と時間がとられる除草作業から農家を助けてくれるロボットが普及することで、野菜の世話をする時間が確保でき、作物の品質の向上が可能になります。